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【日本の農業の課題】農業の未来はこれからどう変化するのか?

2022年03月18日 2022年

【日本の農業の課題】農業の未来はこれからどう変化するのか?

AGRIST株式会社です。

アグリストはピーマンの自動収穫ロボットを開発しているロボットベンチャー企業です。

今回は日本の農業が抱える課題について考え、農業の未来について記載します。

  • 農業の課題について詳しく知りたい
  • 農業課題の解決をしたい

今回の記事ではこういった疑問にお答えできる内容となっております。

農業課題について考えるきっかけとなれば幸いです。

日本の農業課題について

2030年の世界人口は85億人を超えると言われており、それに伴い食糧危機が訪れると言われています。

(参照:我が国経済とこれを取り巻く環境

一方で日本は、1億2,711万人の人口が2030年までに1億1,662万人に減少すると言われており、1000万人以上減る見込みとなっています。

(参照:国連広報センター 人口と開発

東京都の人口が1200万人なので東京都の人口に匹敵するくらい日本の人口は減る計算になります。

それに伴い日本では世界と違った農業問題が起きています。

日本の農業課題を洗い出してみます。

高齢化による人手不足

農林水産省の労働力に関する統計によると、平成27年から令和3年の7年の間に農業従事者が45万人減少しています。

単位:万人、歳
平成27年 28年 29年 30年 31年 令和2年 3年
基幹的農業従事者 175.7 158.6 150.7 145.1 140.4 136.3 130.2
   うち女性
75.1 65.6 61.9 58.6 56.2 54.1 51.2
   うち65歳以上
114.0 103.1 100.1 98.7 97.9 94.9 90.5
  平均年齢
67.1 66.8 66.6 66.6 66.8 67.8

※引用:農林水産省 農業労働力に関する統計

7年間で25%以上の農業従事者が辞めているのが現状です。

理由としては、

  1. 高齢化で就農が困難になった
  2. 農業以外の仕事をすることになった
  3. 十分な収入が得られなかった

上記が主な理由と言われています。

また、高齢化率も上がっており平成27年の65歳以上の割合は65%でしたが、令和3年には69%まで上がり高齢化に歯止めがかからないのが現状です。

日本の農業の最も深刻な課題は高齢化です。

耕作放棄地の拡大

平成27年からの7年間で45万人以上が離農したことにより、耕作放棄地が拡大しています。

耕作放棄地の拡大による問題は、

  1. 日本の農業の収量減や衰退
  2. 近くの農地に病害虫や雑草などの被害が拡大する
  3. 農地としての再生が難しくなる

上記3つが代表的です。

耕作放棄が続けば荒廃農地となり、再生に多くのコストを要したり、再生が不可能になるケースもあります。

省力化や儲かる農業を実現し、耕作放棄の増加を防ぐ必要性があります。

気候変動による収量減

高温、大雨、暖冬、台風などの気候変動による農業への影響も問題視されています。

  1. 水稲では白未熟粒の多発
  2. 果樹では果実の着色不良や日焼け
  3. 災害による大規模な被災

などが考えられ、担い手が不足していることに加えて収量までも減ってしまう深刻な問題があります。

農業課題の解決策とは

日本ではどの分野でも人手不足が進み、少ない労働者を奪い合っている現状があります。

農業分野でも同じで労働力が少なくても農業ができる未来にシフトチェンジしていく必要性があると考えています。

その為にはスマート農業化と大規模化が必要不可欠です。

スマート農業化

スマート農業とはロボットやICTなどの先端技術を活用して、農業の省力化と生産性を高める新たな取り組みのことです。

日本でも既に導入している農家や企業が多く、日本の農業問題の解決を期待されています。

また、データ化の役割も担っており、今までは経験や勘に頼っていたスキルやノウハウをシステムで可視化できるようになり、どのような条件の時にどう対応すればいいのかをデータに基づいて対処できるようになります。

これにより農作物を最適な状態に保つことが可能になり、収量の向上に繋がります。

スマート農業についての詳しい概要はこちらをご覧ください。

大規模化

農業を大規模化すると生産性の向上により収量が上がると言われています。

大規模化するメリットとしては、品質の同じ作物を一度に大量に効率よく収穫できるようになることです。

耕作放棄地を活用した大規模化は日本の農業課題の解決策になると期待されています。

日本の農業の未来はどう変わるのか?

農業は3K(きつい、汚い、稼げない)と言われ多くの人から敬遠されていました。

しかし、その3K部分をロボットが担えるようになり、徐々に楽に安全に稼げる農業が実現されつつあります。

また、スマート農業市場はアメリカでは1兆円にまで成長し、日本でも2020年が260億円・2027年が600億円になると予測されており、今後も伸びることは間違いありません。

これからの農業は間違いなくスマート農業化され、多くの人が参入する魅力的な市場へと変わります。

アグリストではピーマンの自動収穫ロボットを使ってスマート農業参入のお手伝いをしております。

ピーマン農家様はもちろん、新規事業で農業を検討している法人様のお問い合わせもお待ちしております。

ロボットやハウスの視察、新規事業のお問い合わせはこちらよりお願い致します。

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