FaaS(Farming as a Service)で農業DXを推進。消費者ニーズに的確に対応し、農業に新たな価値を創造・提供
AGRIST株式会社(本社:宮崎県新富町、代表取締役:秦裕貴)は、中小企業庁が推進する地域課題解決事業(ゼブラ企業)への参画を目指し、「ゼブラ宣言」を発表しました。テクノロジーで農業課題を解決し、100年先も続く持続可能な農業を実現するため、AI搭載自動収穫ロボットを活用したFaaS(Farming as a Service)事業を推進します。
【背景】

https://www.maff.go.jp/j/kanbo/dx/attach/pdf/nougyou_dxkousou-5.pdf より引用
日本の農業は、深刻な人手不足、高齢化、耕作放棄地の増加など、多くの課題に直面しています。AGRISTは、これらの課題を解決し、持続可能な農業を実現するため、設立当初よりテクノロジーを活用した農業支援に取り組んできました。
しかし、これらの課題は単に効率化やコスト削減だけでは解決できません。消費者のニーズが多様化し、持続可能な食のあり方が問われる現代において、農業には新たな価値創造が求められています。
そこでAGRISTは、中小企業庁が推進する地域課題解決事業(ゼブラ企業)への参画を目指し、持続可能な社会課題の解決を目指しながらも、経済的にも両立させるゼブラ企業を目指します。具体的には、AI搭載自動収穫ロボットを活用したFaaS(Farming as a Service)事業を推進することで、農業DXの新たな姿を提案します。
FaaS(Farming as a Service)とは

https://www.maff.go.jp/j/kanbo/dx/attach/pdf/nougyou_dxkousou-5.pdf より引用
FaaS(Farming as a Service)とは、農業をサービスとして提供するビジネスモデルです。従来の農業は、生産者が農産物を生産し、市場に出荷する形が一般的でしたが、FaaSは、農作業の自動化・効率化はもちろんのこと、データに基づいた栽培管理や、消費者ニーズに合わせた農産物の提供を可能にします。農家は、AGRISTが提供するAI搭載自動収穫ロボットや栽培管理システムなどを活用することで、生産性を向上させ、付加価値の高い農産物を安定的に供給できます。消費者は、より安心安全で、環境にも優しい農産物を、必要な時に必要な量だけ購入することが可能になります。
有識者からのメッセージ
ウエダ本社代表取締役 岡村 充泰 ·

1963年8月30日 京都府京都市生まれ。 · 1985年 繊維専門商社瀧定株式会社に入社し、1993年 30歳で独立創業。 · 2000年 、代表取締役副社長に就任。
AGRISRTさんのゼブラ宣言を嬉しく思うのと共に応援したいと思います。
ウエダ本社は、令和6年度中小企業庁の地域実証事業(ローカルゼブラ事業)に採択して頂いておりましたが、我々はこの事業とは関係なく2000年頃から、昨今ゼブラ企業と言われる様な会社を 良い会社 として、自社がその方向を目指すと共に、その 良い会社 を“”“”広めていくことによって、自社の存在価値を発揮してこうとして参りました。
その視点からも、ゼブラ企業という存在は、東京中心のユニコーンに対して、地方にこそ必要で、特に第一次産業の価値を創出していく骨太なベンチャーや、その地域においてなくてはならない地域企業の存在が、地方創生の成否を握ると考えております。
そういう意味において、AGRISTさんには第一次産業を背景にしたローカルゼブラのモデルとなり、地方におけるローカルスタートアップの方向性を示していってほしいと願っております
株式会社Zebras and Company (ゼブラアンドカンパニー) 阿座上 陽平様

AGRIST株式会社のゼブラ企業宣言を心から応援しています。ゼブラ企業は、経済性と社会性の両立を大切にし、地域や社会に長く良い影響をもたらす企業です。AGRISTが農業の課題にテクノロジーを活用しつつ、次の時代を担う人材育成にも取り組まれることを大変心強く感じます。新設された人材育成部門を通じて、農業を支える次世代が育ち、地域がさらに元気になることを楽しみにしています。ゼブラアンドカンパニーもAGRISTのチャレンジを応援し、日本のゼブラ企業の輪を一緒に広げていければと思っています。
AGRIST株式会社 代表取締役 秦のメッセージ

AGRIST株式会社 代表取締役 秦 裕貴
AGRISTは、テクノロジーで農業課題を解決し、100年先も続く持続可能な農業を実現することをミッションとしています。今回の『ゼブラ宣言』は、その実現に向けた新たな一歩です。
これまでの農業は、生産者側の視点に偏りがちでした。しかし、これからの農業は、消費者ニーズに的確に対応し、社会全体の課題解決に貢献するものでなければなりません。
FaaSは、そのための有効な手段です。私たちは、AIやロボット技術を活用することで、農家の皆さんの負担を軽減し、より高品質な農産物を安定的に供給できる仕組みを構築します。
そして、消費者の方々には、より安心安全で、環境にも優しい農産物を提供することで、持続可能な食の未来を共に創造していきたいと考えています。
今後の展望
AGRISTは、中小企業庁推進の地域課題解決事業(ゼブラ企業)への参画を目指し、FaaS事業を推進します。具体的には、以下の取り組みを進めていきます。
- AI搭載自動収穫ロボットの機能向上とラインナップ拡充
- データに基づいた栽培管理システムの開発
- 消費者ニーズに合わせた農産物提供プラットフォームの構築
- 地域農家との連携強化とFaaS(Farming as a Service)モデルの普及
- 海外への展開。すでにシンガポールの展示会への参加やJ-Startupでインドへの渡航などの実績を活かし、国内のみならず海外へも積極的に展開します。
- FaaS(Farming as a Service)モデルを確立し全国の農業地域に広げていく。
- ロボット開発、AI開発、栽培システム開発の高度化と、それらの技術を組み合わせ、様々な作物のFaaSモデルを確立していく。
- 栽培に関わるデータと、消費者のニーズをデータとをマッチングさせ、データドリブンな食のサプライチェーンを確立させる。
これらの取り組みを通じて、AGRISTは農業課題の解決と持続可能な経済的自立を目指し、地域社会、ひいてはグローバルな食糧問題の解決へ貢献します。
【本件に関するお問合せ先】
AGRIST株式会社
新規事業開発室 プレスリリース担当
pr@agrist.co