収穫ロボットを開発する意義
今、日本は人口減少のさなかにいます。
それに合わせて、農業人口も減少しており、2015年から2020年のわずか5年の間に農業従事者の22%に当たる40万人も減少するなど、危機的な状況を迎えつつあります。
それでも、外国人研修生の受け入れなど、労働力としての確保でしのいできましたが2020年から始まった新型コロナウイルスの世界的大流行で、受け入れが困難になり、更に人手不足が深刻化をしています。
その中、今、人の数に左右されない『農業DX・スマート農業』が注目されています。
農業にITやロボットなどを導入することは、このような世界的な大災害に左右されずに食糧生産を行えるからです。
特に、その中でも、収穫ロボットは、農作物の生産量に直結するため、社会的意義が非常に高い開発と言われています。
データ分析AIが農業を変える
収穫ロボットは、ただ動いて農作物を摘み取るだけではありません。
圃場の中の稼働できる範囲の農作物の育成状況も自動でチェックできます。
作物をAIが確認をして、今、一番最適なものを収穫する。
そのためには、常に作物を観察することが必要です。
収穫ロボットは、毎日作物を撮影し、その映像データをコンピュータに送り、データ分析を行っております。
このようなデータの蓄積で、農家が一番収穫してほしい時期になった作物を自動的に収穫することができるようになります。
このデータ分析が高効率な農業へと進化させていきます。
人間が管理を行うと、人間が起きている時間のみしか管理ができません。
ですが収穫ロボットは、その稼働時間であれば、いつでも管理を行うことができます。
人ができない時間、人がいない隙間の時間を埋める機械のデータ収集とAIでの分析が、農業を変える原動力となります。
ロボットベンチャーからデータドリブン企業へ
AGRISTは、農業ロボットベンチャーです。
ですが、稼働してるロボットからのデータ収集が進めば、膨大なデータを分析するセンターとしての役割も持つこととなります。
分析されたデータは、その時稼働してるすべてのロボットにフィードバックされれ、リアルタイムで高効率の農業へと進化をし続けます。
農業ロボットは単体で完結しません。
農業ロボットを一つの端末として、一軒の農家ではできない膨大な育成データを分析することができるようになります。
このようにネットワーク化された収穫ロボットを管理することで、導入された農家の皆様へのきめ細かいサポートと、さらなる効率化のお役に立つことができるようになります。
結果として、単なるロボット製造会社にとどまらず、多くのデータを農家の皆様のために活用するデータドリブン企業へと成長していく事ができるのです。