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AGRIST、Microsoft Azureを活用し「脱炭素型スマート農業」を加速

2025年08月19日 プレスリリース

AGRIST、Microsoft Azureを活用し「脱炭素型スマート農業」を加速

AzureのCO₂最適化「Carbon optimization」でクラウド排出量41.27%削減。AI×ロボットで生産性と環境配慮を両立し、農水省「みどりの食料システム戦略」に貢献

持続可能な農業の実現を目指し、AI搭載型自動収穫ロボットによるスマート農業を推進するAGRIST株式会社(本社:宮崎県新富町、以下「AGRIST」)は、Microsoft Azureをさらに活用し、脱炭素に資するクラウド活用とAI実装を加速しています。AzureポータルのCO₂最適化「Carbon optimization」で自社クラウド排出量を継続的に可視化・最適化した結果、直近の月間排出量は前月比13.3%削減を記録しました(当社ダッシュボード計測)。AGRISTはMicrosoftの支援を受けて開発した農業AI「AGRIST Ai」と自動収穫ロボットを組み合わせ、収量向上と環境負荷低減の両立に挑戦します。また、本取り組みは、農林水産省の「みどりの食料システム戦略」の目標にも整合し、脱炭素型の食料生産を具現化しています。

背景

  • 農業の持続可能性向上と温室効果ガス削減は喫緊の課題。AGRISTは「100年先も続く持続可能な農業」を掲げ、AIとロボットで現場課題の解決に取り組んでいます。 
  • Microsoftの支援のもと、Azure上でデータ解析と収量予測を行う「AGRIST Ai」を開発。神戸のMicrosoft AI Co-Innovation Labでも技術支援を受け、モデル開発・実装を加速しています。

 

今後の取り組み

  1. 排出量の可視化と最適化 
    • AzureのCO₂最適化「Carbon optimization」でリソース別・地域別の排出量を可視化し、無駄なリソースの削減・稼働スケジュールの最適化・リージョン選択の見直しを実施。
       
  2. AI×ロボティクスで資材・エネルギーの最適化 
    • 「AGRIST Ai」により最適な施肥・灌水や収穫タイミングを提示し、過剰投入を抑制。 
    • 自動収穫ロボットの稼働計画をデータ連携で最適化し、不要な移動・電力使用を削減。 
  3. 測定に基づく改善 
    • ダッシュボードで月別推移リソース別内訳をモニタリングし、削減アクションの効果を翌月以降に検証するPDCAを運用。 

主な成果(直近)

  • 月間排出量 前月比-13.3%(当社Azure環境のCarbon optimizationダッシュボードより) 
  • リソース別ではApp Serviceプランの効率化、地域別ではJapan Eastの最適化を先行実施 
  • 炭素強度は緩やかな低下傾向を確認(当社モニタリング)

 

本取り組みと「みどりの食料システム戦略」の相乗効果

  • CO₂エミッション削減への貢献:クラウド排出量の削減=AGRISTの農業活動を含むIT運用の脱炭素化。 
  • イノベーションによる両立:「みどりの食料システム戦略」が掲げる生産力アップと環境負荷低減の両立を、AI+ロボットで現場実装。 
  • 地域資源活用との親和性:将来的には、地域資源を活用したエネルギーや有機肥料との連携も想定し、地産地消型の持続可能農業を目指すことと整合します。

コメント
AGRIST Vice President of Engineering 清水秀樹

 「Microsoft Azureの活用により、AIとクラウドの両面で“測る→減らす”を同時に進められています。農業現場の収益性向上と脱炭素を両立する『新しい当たり前』を、産地から全国へ広げていきたいです。」

今後の展望

  • 「AGRIST Ai」の機能拡張(多作物対応、環境制御・営農管理との連携) 
  • 農業ロボット・AI・クラウド排出データの統合で、脱炭素KPI(排出量/収量など)の高度化
  • パートナー農場・自治体・企業との共同実装を拡大 

AGRISTについて
AGRISTは、宮崎県新富町を拠点にテクノロジーで農業課題を解決し、100年先も続く持続可能な農業を実現するスタートアップ企業です。 AI搭載の自動収穫ロボットとデータ活用でスマート農業を推進しており、全国で全国で実証・導入を展開しております。 本社は、国の地方創生優良事例にも選出された農業が盛んな宮崎県新富町です。 2023年までに農林水産大臣賞を含む国内外で20個以上の賞を受賞しました。Microsoft技術を活かしたAI/クラウド連携にも注力しています。

(画像:Azure「排出量の傾向」ダッシュボードのスクリーンショット、リソース別円グラフ、炭素強度の推移)

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