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農業DXを実践、テクノロジーで農業課題を解決する

2021年10月27日 スマート農業

農業DXを実践、テクノロジーで農業課題を解決する

日本は2025年まで農業DXを実現する

農業DXとは、デジタル技術を活用して効率の高い営農をしていくことです。
(参照:農林水産省 「農業DX構想」の概要

農林水産省では、2030年を展望しながら、この農業DXを行おうとしています。
2030年の達成するためには、全国の農業DX関連企業は2025年を目処に形にできるように開発に勤しんでいます。

AGRISTは更に早くに実用化を目指しており、農業ロボットのトップリーダーとして多くの農家の収穫効率改善のお役に立てるよう開発をしています。

このように農業DXが進むことによって、近い将来、農業というものは、従来のアナログな業態から、IT技術を始めとするデジタルと従来のアナログの最適化された技術が融合された、新しい姿になってこの世界の食糧事情を改善していくことでしょう。

農業DXの鍵は農家の危機感

このような農業DXの発展の鍵は、農業ロボット開発会社にありません。
どれだけ優れたロボットが作られようと、実際に使われないと農業は変われないのです。

例えば、一度に10ha刈り取れるコンバインがあるとしましょう。
日本ではそのくらいのものを使おうとすると、北海道ぐらいしか使えません。
日本の個人が所有している畑の広さで、一度に10haも刈り取れるサイズがないのです。

一部の農業法人なら、先程の「北海道でしか使えない」という例をクリアできるかもしれません。
ですが、そういうところでも数百haの広さまでぐらいです。
やはり大きすぎるのです。

実際、そのようなサイズのコンバインをつかうとすれば、それはアメリカやブラジルなど、「地平線まで畑が続いているような地域」になります。
日本の農業規模には、日本の農業規模にあったサイズの機械が必要となります。

そういう意味で、第一に、日本の畑にあったサイズの機械であることが必要です。

次に、それを踏まえて、農家一人ひとりが「近い将来、自分がこの畑・ハウスを維持できるのか」ということを考える必要があります。
今は大丈夫かもしれません。
ですが、それが20年後、30年後どうなっているでしょう。

人生100年時代と言われます。
農業従事者の平均年齢は67歳になり、農業の高齢化が叫ばれています。
それでも、67歳から100歳まで33年もあります。
33年、今と同じ状態で農業が続けられるのでしょうか。

高齢になれば肉体的に限界を迎え、引退をせざる得られません。
それ以後数十年も生きていることになります。
その間、収入はどうなるでしょう。
後継者がいて変わりに稼いでくれるのでしょうか。
それともそれでも自分で稼ぎ続けないといけないでしょうか。

ロボットによる社会変化を促すということは大きな目標ではありますが、その前に、農家の皆様が自分の人生をそのまま生きていられるのかという課題に直面するわけです。

農業DXでの農業の発展のために、本当に必要なものは、この『農家の現状への危機感』なのです。

収穫ロボットとAIが農業DXを推進


農家が農家の仕事として一番人手を必要とするのは、収穫と収穫直前の実の管理です。

取らないとお金になりません。
取る時期をすぎるとサイズ外になり、お金になりません。

農家にとって、この収穫時期こそ、最も人手を必要とし、最も緻密な管理が必要とされます。

それを今まではパートさんや農家さんの手で行ってきました。
すべて人力です。
ですが、生産地域の人口減少と人手不足で満足に行えなくなってくるでしょう。
そこで、収穫ロボットによる自動収穫とAIによる実の選別が必要とされます。

農業DXが必要とされる時代に、きっちりと農業の発展の役に立つ事ができるようになります。
まずは本当に必要とされるところに、農業DXの効果が発揮されるのです。

     

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