AI農業のAGRIST株式会社

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アグリスト、「エンジニア・ドリブン」にシフトチェンジ。エンジニアが意思決定し、真に活躍できる農業ロボットカンパニーへ

2022年01月26日 2022年

オンライン採用イベント参加者募集。ロボットと環境制御システムの品質を追求し、世界へ打って出るプロフェッショナル集団へ

農業の自動収穫ロボットを手がけるAGRIST株式会社(宮崎県児湯郡新富町 代表取締役:齋藤潤一、以下 アグリスト)は設立3年目となる2022年を迎え、「エンジニア・ファースト」企業へシフトチェンジします。世界に通用する品質を目指すため、よりエンジニア目線で迅速かつ本質的な意思決定を進めます。

アグリストは宮崎県新富町から「100年先も持続可能な農業を実現する」をビジョンに掲げ、自動収穫ロボットなどの開発を通じて、収穫の人手不足など農業の課題解決に挑んでいます。

目下開発を手掛けているピーマンの自動収穫ロボット「L」(エル)は、発売開始を今秋に控えています。初期費用150万円からと比較的安価で導入しやすいのが特徴で、「収穫開始」ボタンを押すだけで、ワイヤー吊り下げ式でビニールハウス内をロボットが巡回、AIとセンサーで実の大きさを判定し収穫します。一定量以上収穫したら、溜めたピーマンをコンテナに放出し、再び収穫して回ります。

このたび、エンジニアが主導する企業にシフトチェンジすることで、エンジニアの知見や感覚を生かした、スピード感のある開発により注力することができます。将来的には収穫ロボットで取得したデータを活用した生育調査なども視野に入れ、世界的にも通用する農業ロボットへの進化を目指します。

「エンジニア・ファースト」企業へ、採用・環境整備を強化

またアグリストは「エンジニア・ファースト」のポリシーのもと、エンジニア採用をさらに強化します。アグリストには専門性の高い仲間と共に、志とやりがいをもってロボット開発に集中できる環境があります。協力農家の方と日々膝を突き合わせながら開発に励み、自社農場で検証、高速でPDCAを回しています。

 アグリストは社員の6割以上がエンジニア。ロボットをつくるには、機械設計、電子回路、ソフトウェア開発と幅広い知識や経験が必要です。高専ロボコン出身のスペシャリストから自動車、ロボット、エンジン機構設計まで多種多様なエンジニアがチームで開発しています。その多くは全国からの移住者です。

エンジニアたちがリアルを語るイベント開催

2021年2月17日に「AREX Vol.1~ロボット作りたい人、この指とまれ!~と題してエンジニアたちがロボット開発への思いやリアルを語るオンラインイベントを開催します。農業の課題解決やロボット開発、地方移住に関心のあるみなさま向けに、アグリストが目指す未来をお伝えし、スペシャリストたちがアグリストへの参画を決めた理由、移住のリアルと本音、ロボット開発への思いなどを語ります。事前にご質問も募ります。みなさまのご参加をお待ちしております。

【イベント概要】
タイトル:AREX Vol.1~ロボット作りたい人、この指とまれ!~(エンジニア向けイベントALEX(アグリスト  ロボットエンジニアカンファレンス))

日時:2022年2月17日 20時〜20時30分 オンライン配信スタート
(アーカイブ配信は〓AGRISTのYouTubeから)

プログラム

20:00-20:10会社紹介、キャスト紹介
20:10-20:20[AREX]についてのエンジニアの想い
20:20:-20:25人事担当からの質問コーナー
20:25-20:30まとめ・次回予告

登壇者:AGRIST株式会社 CTO秦裕貴、CVO高辻克海、司会:広報母里

参加申し込み:下記リンクよりお申し込みください。
https://arex1.peatix.com/

【AGRIST株式会社 代表取締役 兼 最高経営責任者 齋藤 潤一 コメント】

米国シリコンバレーのITベンチャーでブランディング・マーケティング責任者として従事。帰国後、2011年の東日本大震災を機に、「ビジネスで地域課題を解決する」を使命に活動を開始。持続可能な地域づくりの実現を目指して、全国各地の起業家育成に携わる。2017年4月新富町役場が設立した地域商社「こゆ財団」の代表理事に就任。2018年12月に首相官邸にて国の地方創生の優良事例に選定される。2019年に地域の農業課題を解決するべくAI搭載の収穫ロボットを開発するAGRIST株式会社を設立。 

2022年の幕開け、仲間たちと山登りをしながら「エンジニア・ファースト」という言葉が脳裏に浮かび、アグリスト勝負の年である今年、これを掲げて山を登ろうと決意しました。

アグリストは「100年先も続く持続可能な農業を実現する」をビジョンに、エンジニアの精鋭やロボット開発のスペシャリストを全国から集め、農業の課題解決に資するロボット開発を進めてきました。これまでは地方起業や地方創生の文脈で注目いただくことが多かったですが、これからはロボットやAI、エンジニアリングの文脈で真に価値を発揮できる企業に進化してまいります。

今秋に「L」の納品開始を控え、開発の加速と品質の追求、確かな生産体制の構築に邁進しております。「エンジニア・ファースト」のポリシーのもと、世界的なロボット企業やIT企業同様、エンジニアが重要な意思決定を担い、ロボットとシステムの品質を武器に世界に打って出ることができる経営と組織づくりを進めます。

【AGRIST株式会社 取締役・最高技術責任者 秦 裕貴 コメント】

高専卒業後、同学の教員と卒業生から成る合同会社Next Technologyに入社。粉末を焼結する特殊用途3Dプリンタの開発や、家庭用見守りロボットの開発に携わる。2018年から同社代表に就任。「やってみたいを形にします!」をスローガンに、互いに得意なことを持ち寄り革新的な製品やサービスを「共創」することを心掛けている。共通するミッションの実現に向けて、AGRISTの最高技術責任者に就任。
学歴:北九州工業高等専門学校 卒業

アグリストとしてはこれまで、次世代農業の姿を描き、ビジョンとして発信してきました。A Iを活用した収穫ロボットについては、約1年半の短期間で実証実験に持ち込むことができました。これからはいよいよ、ビジョンを実現するフェーズです。検証と改善を重ねて収穫率を上げていきながら、作物自体を傷つけない、質の高い収穫を目指します。

そのためにはエンジニアが自分たちの判断で、楽しみながらも責任あるものづくりを主体的に、スピード感をもって推進し、ビジョンとロジカルを両立させていく必要があります。「エンジニア・ファースト」の本質はこの点にあると考えています。

私自身、世界中の農業の課題や「不」を解決したい、そんな思いでアグリストに参画しました。志や興味関心の先に事業があり、0からロボットを思いきり作ることができる環境、また農家の方の声を聞き、日々改善しながらユーザーの本当に必要なものづくりができる環境は他にありません。

アグリストには高専卒のエンジニアが私自身も含めて5人います。高い専門性を持ち、ものづくりの楽しさを知る高専出身者の新たなキャリアの選択肢として、ハードウェア系・ロボット系のスタートアップは、自信を持っておすすめできます。「エンジニア・ファースト」のアグリストが主導する形で、ハードウェア・ロボット系に携わる技術者の横のつながりも創出していきたいと考えています。

【AGRIST株式会社 エンジニア 高辻 克海 コメント】

高専でロボコンに出場し、全国優勝
福岡県福岡市出身、1998 年生まれ。幼い頃からものづくりに興味があり、中学校卒業後北九州工業高等専門学校の電子制御工学科に入学。高専入学後はロボコンチームに所属し、2014 年から2018 年までの5 年間ロボット製作に没頭。2015 年から2018 年は4 年連続で高専ロボコン全国大会に出場し、2017 年大会では全国優勝を果たす。 

エンジニアリングと農業は親和性が高いと感じています。水やりや肥料、日照などが作物の生育にどう作用するか、一つひとつの打ち手とその作用を分析し、次の打ち手につなげていく。作り、検証しながらシンプルに改善を重ねていく、エンジニアリングとの共通点を感じるところです。

私は高専時代、ロボットコンテストに没頭していました。2017年には全国優勝、中国で開催された世界ロボットコンテストでも3位入賞しました。試作を重ねながら半年間で新しいものを生み出していく経験や、様々な専門性を持ったエンジニアを引っ張ったりつなげたりして、チームとしてどう作用させるかを試行錯誤した経験を、今のロボット開発に存分に生かすことができています。

今や、アグリストとアグリストの生み出すロボットは私の分身のように感じています。「エンジニア・ファースト」でさらにエンジニアが受け身ではなく、自分の専門領域外のことでも積極的に自ら主体的に携わることができる有機的な開発チームへの進化を実現していきます。

 収穫ロボットを生み出すことができ、これからは品質とサービスで勝負していきます。心理的安全性の高い職場で、農家さんの本当のペインをどう解消するかを深く考えながら、開発にのめりこむことができる環境がここにはあります。フットワークが軽く変化を楽しめる人、「とにかくやってみる」「考える前にまずは手を動かす」精神を持った人とぜひ一緒に働きたいです。

     

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