埼玉県深谷市は、農業の課題解決を目的としたビジネスコンテストファイナル「DEEP VALLEY Agritech Award 2020」を2020年10月16日(金)にオンラインにて開催しました。エントリーから勝ち残った未来創造部門3社・現場導入部門3社のファイナリスト計6社が、それぞれプレゼンテーションを行い、アグリストは「未来創造部門」で最優秀賞を受賞しました。
高く評価された点として、深谷市が全国トップクラスの収穫量・作付面積を誇るきゅうりの農家が抱える多くの課題を解決する可能性がある点、最低限のシンプルな機能で安価なロボットの開発を目指している点、実用的な社会システムを目指して現場で生産者と共同で収穫ロボットの開発を行っている点、宮崎県新富町と埼玉県深谷市の様な先進自治体での取り組みを連携させていく点などが挙げられました。
アグリストは、既にピーマン収穫ロボットの稼働が決定し、ENEOSグループや地元地銀系VCから出資を受けて、従来収穫ハンドに比べて十分の一ほどの低コストで提供可能な新規性・独自性の高い収穫ハンド(PCT国際特許請中)を農家と共同開発しています。
【DEEP VALLEY Agritechとは】
ディープバレーアグリテックアワードは、儲かる農業都市の実現のため、深谷市の農家が抱える農業課題を解決する技術(アグリテック)を深谷市が表彰する取り組みです。受賞者には、深谷市と多様な担い手が連携しながら、伴走型での現場とのマッチング支援、実証フィールド提供支援、出資等のさまざまな支援策を行います。こうした取り組みを通じ、受賞者が深谷市さらには日本全国の農業課題の解決に向けて展開していけるよう支援する取り組みです。
引用:ディープバレーアグリテックアワード
https://agri.mynavi.jp/deepvalley_agritechaward/
▼ 審査員(敬称略)
・深谷市長 小島 進
・北海道大学教授 野口 伸
・ふかや農業協同組合 代表理事組合長 原 浩
・埼玉岡部農業協同組合 代表理事組合長 久保 修治
・花園農業協同組合 代表理事組合長 酒井 俊秀
・埼玉県大里農林振興センター所長 山岸 典夫
・株式会社クボタ 特別技術顧問 飯田 聡
・株式会社チェンジ 代表取締役兼執行役員社長 福留 大士
【開催概要】
名称:DEEP VALLEY Agritech Award 2020
日程:2020年10月16日(金)
会場:オンライン
主催:埼玉県深谷市
後援:農林水産省、総務省、埼玉県、内閣府地方創生推進事務局