農業を強くするための次世代の技術や製品が一堂に集まる「スマート農業EXPO」部門に農業のスマート化を実現するロボットを提案
2021年10月13日(水)から15日(金)にかけて開催された、RX Japan株式会社(東京都新宿区西新宿 代表取締役社長:田中岳志)が主催する日本最大級※の農業・畜産の総合展「第11回農業Week」に、農業の労働力不足の課題解決のために自動収穫ロボットを開発するAGRIST株式会社(宮崎県児湯郡新富町 代表取締役:齋藤潤一、以下 アグリスト)が出展しました。
より多くの農業関係者にロボットを導入した次世代の農業を提案し、農業課題の解決を目指します。
※同種の展示会との出展社数の比較
【第11回農業Week 概要】
RX Japan株式会社が主催する、農業資材・スマート農業・6次産業化・畜産資材の4つのEXPOを擁する総合展示会です。近年の農業就業人口の減少が問題となる中、限られた労働力で農業を持続可能にすべくスマート化が求められています。農業Weekではスマート化に向けた、最新技術や植物工場などの農業製品が幅広く出展しています。今年は農業に関する企業400社以上が出展し、開催期間3日間で27,000人以上が来場しています。
- 開催期間:2021年10月13日(水)~15日(金)
- 開催場所:幕張メッセ 第8ホール 小間番号2-2 AgVenture Lab ブース内※
- イベントの詳細:https://www.agriexpo-tokyo.jp/ja-jp.html
※一般社団法人AgVenture Lab(東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビルヂング9階)が主催する、JAアクセラレーターに採択されたことを受け、採択企業の共同展示ブースに出展させていただきました。(詳細:https://onl.tw/g9eY93d)
【AGRIST株式会社について】
アグリストは、テクノロジーで農業課題を解決するベンチャー企業です。
高齢化が進み農産物の収穫の担い手が不足している課題を、自動収穫ロボットで解決します。
2017年から宮崎県新富町の農家らと勉強会を開催し、現場の農家らからロボットの必要性を聞いてきました。
2019年には試作機を開発し、2020年には国のスマート農業実証実験で6台のロボットを農研機構に提供。国内のビジネスプランコンテストでは11の賞を受賞しています。
ロボットと人が共存共栄する、新しい農業・スマート農業を目指しています。
(アグリストの出展時の模様:https://www.youtube.com/watch?v=SS90QRjeQ-8)
【ピーマン自動収穫ロボット「L」】
農家の声を一番近いところで聞き、「収穫ロボットが必要だ」という声を反映させ生まれたのが、ピーマン自動収穫ロボット「L」です。高齢化により収穫の労働力不足が要因で収益率が下がるという農業課題に対して、構造も機能もシンプルにすることで低価格でのサービス提供を実現し、取りこぼしや木の弱体化を軽減することで収穫量と農業所得の向上を目指して開発しました。
ピーマン自動収穫ロボット「L」の特徴
吊り下げ式移動 | ハウス内に設置したワイヤー上を移動します。従来の開発され ていた農業用ロボットは、地面を走行するモデルが多くを占め ていましたが、ワイヤー上を移動することで地面にレールを引く 必要がなく、初期工事の簡素化ができます。 さらに、ぬかるみや落ち葉などの障害物でロボットが動かなく なるといった問題も解消しています。 |
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独自機構の収穫ハンド | 従来の農場で収穫後におこなっていた余分な果柄を切り取る作業 を、収穫作業と同時にロボットが自動で行います。 |
データ収集 | 様々な状態のピーマンの画像データを収集・蓄積することで、 将来的にAIがデータを分析し、病害への警告や収穫量の予測 などを行うサービスの提供を目指しています。 |
【今後の取り組み】
農業Weekに出展することにより、より多くの農業関係者にアグリストのロボットと事業を周知できました。今後も、農業関連企業との連携や農家の労働力不足の解決を推進してまいります。また、ロボットと人が共存共栄する農業を提案することで、農業課題の解決に取り組みます。