宮崎県が持続可能な農林水産業の実現を目指して設立した「みやざきグリーンイノベーションプラットフォーム」(みやざきGRIP)事業を活用
日本の農業は労働力の高齢化と担い手不足により厳しい状況に立たされています。これを解決するため、AGRIST株式会社(本社:宮崎県新富町 以下「AGRIST」)は、JR九州ファームと他2農家でピーマン農家の生産性向上を目指してロボットのテスト運用を開始しました。
この取り組みは、宮崎県が「持続可能な農林水産業」の実現を目指して設立した「みやざきグリーンイノベーションプラットフォーム(みやざきGRIP)事業」の一環で実施しています。
みやざきグリーンイノベーションプラットフォーム(みやざきGRIP)とは、豊富な農林水産資源を有する宮崎を舞台に、「持続可能な農林水産業」の実現に向けた新たなビジネス創出(イノベーション)を目指す⺠間企業、団体、農林漁業者、自治体などの出会い及び連携づくりの場です。
本プラットフォームを活用して、AGRISTは宮崎県内の生産者と連携しピーマン自動収穫ロボットの現場実装を目指したテスト運用を開始しました。
画像引用元 https://hinatamafin.pref.miyazaki.lg.jp/soshiki/noseikikakuka/1928.html
AGRISTが開発したピーマン自動収穫ロボット「L」は、ピーマン農家の生産性を大幅に向上させる革新的な技術です。このロボットは、ハウス内に設置したワイヤーに吊り下げられているため農場の地面の状態に影響されることなく安定して移動することができます。また、AIを用いて収穫に適した果実を認識し、独自開発のベルト式収穫ハンドを使ってピーマンを自動で収穫します。このロボットにより、生産性向上の大きな障害となっている収穫作業を効率化します。
AGRISTではみやざきGRIPを通して、収穫ロボットとの相性がいい栽培方法の指針を定めるとともに、オペレーションの詳細や、運用体制などを検討します。具体的には下記の項目について検証および検討を行います。
●⻑期間稼働時の収穫量の検証
●収穫口ボットに適した栽培管理方法の比較、検討
●他の農作業や人による収穫作業とのすみ分け
●必要なサポート体制の検討
このプロジェクトに関する詳細情報は、AGRISTのウェブサイトや宮崎県庁のウェブサイトでご確認いただけます。
https://hinatamafin.pref.miyazaki.lg.jp/soshiki/noseikikakuka/1928.html
AGRIST株式会社 概要
農業の未来をデザインするスタートアップ
AGRISTはテクノロジーで農業課題を解決するスタートアップ企業です。
現在日本の農家の平均年齢は68歳となり2030年には農業従事者が半減するとされ、国内における人手不足による農業課題解決ニーズは高まっています。AGRISTは、それらの農業課題を収穫ロボットやソフトウエアの開発により、テクノロジーを活用した次世代農業を実現することで解決し、世界の食料問題の解決、全人類のウェルビーイングに貢献していきます。