AIとロボットを活用したスマート農業パッケージを販売するAGRIST株式会社(所在地:宮崎県新富町、代表取締役:秦裕貴)は、農業の新時代を切り拓くため、収量予測・栽培計画を基に、生産から配送、販売までの農業バリューチェーンを一貫してデジタル化する「Farming as a Service(以下、FaaS)」という革新的なサービスを開始しました。今夏、関係農家を中心に7件の利用を予定しています。
「FaaS(Farming as a Service)」とは?
「FaaS」は、AGRISTが開発した収穫ロボットやAI技術による高精度な収量予測・栽培計画を基に、生産から配送、販売までの農業バリューチェーンを一貫してデジタル化する取り組みです。夏のシステム化により効率的な販売ルートや物流網を地域農家にも提供し、稼げる農家の仲間を増やしていくことや、将来的にはフードロス削減への貢献やドライバー不足などの課題を抱えている物流の分野でも最適な配車計画を最適化し、日本の食のフードバリューチェーンのデジタル化に貢献します。
導入実績と今後の展望
鹿児島県では、既に2件のAGRISTのFaaSの初期モデルを活用した農家が収益向上を実現しています。今夏にはさらに2件の活用が決定しています。また茨城県でも新たに1件の活用が決定し、関東地方を起点に全国展開を本格化させていきます。今後、全国規模でデジタルシステムを展開することで、多くの農家が経営改善を実感できる環境を構築します。
AGRISTが目指すAI農業
AGRISTはAIロボティクス技術を軸に、生産現場では収穫ロボットを稼働させ、そこから収集されるデータを活用し、高精度な収量予測と最適な栽培計画をAIで実施しています。今後本格的に稼働するFaaSでは、このデータを物流や配車計画にも反映させ、さらに効率的な商流を構築します。結果的にフードロスを削減し、収穫物を適切なタイミングで必要としている消費者へ届けることを可能にしていきます。

AGRISTが持つ独自の競争優位性
AGRISTの取り組みが成功を収める背景には、AGRIST独自の競争優位性があります。
一つは、AIロボティクス技術による高精度の生産予測能力です。二つ目は、自治体や地域コミュニティとの強力な連携を貢献します。
三つ目には、AGRISTが農業経営を行い、現場でのリアルな課題を理解し、それを即時に解決できる実践的なノウハウです。
四つ目として、生産から販売までを垂直統合で管理することで、農業経営全体の最適化を実現できる体制が挙げられます。
AGRISTはこれらの強みをフル活用し、デジタル化によって農業を「稼げるビジネス」に転換することで、全国に持続可能な農業モデルを普及させていきます。未来に向けてAGRISTは、農業の新たな価値を創造し、全国の農家と共に日本の農業を力強く支えてまいります。