AI農業のAGRIST株式会社

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AGRIST、収穫ロボット技術を活用し「福岡100ラボ」の共働事業を実施。障がい者の社会参加と農業の人手不足解消を目指す

2025年01月07日 プレスリリース

AGRIST、収穫ロボット技術を活用し「福岡100ラボ」の共働事業を実施。障がい者の社会参加と農業の人手不足解消を目指す

AIとロボットを活用したスマート農業パッケージを販売するAGRIST株式会社(本社:宮崎県新富町、以下AGRIST)は、福岡市と 福岡地域戦略推進協議会 (FDC)が運営する「福岡100ラボ」の公募テーマ「外出困難な重度障がい者等の就労や社会参加の実現」に応募し、AGRISTのAIとロボットを活用した農業支援モデルが高く評価され、今回の共同事業に繋がりました。本事業では、農業界が抱える人手不足の課題と障がい者の社会参加の2つの課題に焦点を当てた取り組みです。AGRISTは、収穫ロボットのリモート操作技術を活用することで、新たな雇用モデルの構築を目指します。この実証実験を通じて、農業の効率化と障がい者の働く場の創出により双方で日本の食卓を支えるという社会価値のある取り組みを実現します。

背景と課題

農業分野では、慢性的な人手不足が深刻化しています。一方、障がい者雇用においては、「適切な業務が少ない」「能力を発揮できる場が不足している」といった課題が企業調査でも明らかになっています(『月刊総務』2023年調査より)。AGRISTは、これらの課題を統合的に解決する方法として、リモート収穫技術に注目しました。

障がい者の社会参加に向けて、農業とリモートワークを組み合わせた新しい働き方を提案します。

  • 外出が難しい方でも参加できる柔軟な働き方
  • 農作業を通じて「日本の食を支える」という社会的意義を実感できる仕事
  • 通勤の必要がないため、在宅ワークで自分のペースで働くことが可能

AGRISTは、農業界における人手不足の解消と障がい者雇用の促進という課題解決を目指します。

実証の特徴と期待される成果

  1.  農業の人手不足解消収穫ロボットの導入により、農作業の一部を効率化しつつ、農業現場への人手不足の対策を進めます。特に、収穫作業のような労働集約的なプロセスをロボットで補完することで、生産性向上が期待されます。
  2. 障がい者雇用支援のモデル化「農業リモートワーク」という新たな雇用形態を確立し、物理的な制約を取り除くことで、これまで就業機会が限られていた雇用の可能性を広げます。
  3.  日本の食卓を支える役割農業を通じて社会参加を果たし、障がい者自身が「日本の食文化を支える一員」としての誇りを持てる環境を整えます。

地方創生への貢献

鹿児島県東串良町を実証フィールドとすることで、地方農業の活性化と地域社会への貢献を目指します。

プロジェクト概要

AGRISTが保有する鹿児島東串良町の農場で、収穫ロボットを活用したリモート収穫作業の実証を開始します。外出が難しい障がい者が自宅などからロボットを操作し、農業に参加できる新しい働き方を目指します。

  • 障がい等級に応じた可能性の検証重度障がい者や視覚・聴覚に制約がある方にも対応できるインターフェースを設計し、幅広い障がい者が利用可能なシステムを構築します。
  • ユーザビリティの向上操作性や作業効率を改善し、負担を軽減する支援機能を実装します。
  • 柔軟な雇用モデルの提案通勤不要の在宅作業により、障がい者の雇用機会を拡大し、社会とのつながりや達成感を生み出します。

期待出来る「成果」

  • 農業の人手不足を解消し、生産性を向上
  • 障がい者の新しい雇用モデルを確立
  • 農業を通じた働き方の創出の実現
  • 地方農業の活性化と地域貢献

AGRIST / VP of Engineering エンジニア統括最高責任者 清水より

AI技術で広がる可能性と感動を、農福連携の現場で実現したい

AGRISTは、AI技術を「可能性を広げる力」と捉え、農業と障がい者雇用を結びつける「農福連携」にも活用していきたいと考えています。収穫ロボットのリモート操作により、自宅から農業に貢献し、収穫の喜びや達成感を得る体験を提供出来ると考えています。AI技術は、障がいの有無や身体的制約を超え、誰もが新しい働き方に挑戦し、社会とつながる機会を生み出せる可能性があります。AGRISTはこの挑戦を通じて、AIの可能性と感動を広げ、農業を超えた新たな社会モデルの実現を目指しています。

「福岡100ラボ」とは

「福岡100ラボ」は、人生100年時代を見据え、何歳でもチャレンジできる未来のまちをつくるプロジェクト「福岡100」を、産学官民オール福岡で推進していくための共創の場です。

     

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