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AGRIST、農林水産省が推進するニッポンフードシフト表彰事業「FOOD SHIFTセレクション」でW入賞!

2025年11月10日 プレスリリース

AGRIST、農林水産省が推進するニッポンフードシフト表彰事業「FOOD SHIFTセレクション」でW入賞!

~みどりの食料システム戦略の推進に寄与する産品、国産農林水産物の消費拡大に寄与する加工品として選出~

農業課題をディープテックで解決するAGRIST株式会社(本社:宮崎県新富町、以下「AGRIST」)が開発・販売する商品「フルパプ」と「フルパプ ピクルス」の2商品が、農林水産省が推進するニッポンフードシフト表彰事業「FOOD SHIFTセレクション」において、全国の選定産品の中から選出され、W入賞いたしました。

本商品は、環境に配慮したスマート農業技術を活用した国産ミニパプリカ「フルパプ」と、規格外野菜を積極的に使用した「フルパプ ピクルス」により、環境負荷低減や、国産消費拡大、D&I(多様性と包摂)を考慮した福祉連携による地域づくりへの貢献が特に評価され、それぞれ「みどりの食料システム戦略の推進」と「地産地消または国産農林水産物の消費拡大」の観点から、流通・外食事業者等の専門家によって高く評価されました。

今後、AGRISTはこの認定を機に、販路拡大や、地域連携、脱炭素化などの取り組みを加速し、「持続可能な食料システムの構築」と「地域活性化」に貢献してまいります。

■AGRISTとは

AGRISTは、生産者の声から課題ドリブンで生まれたディープテック・スタートアップです。創業のきっかけは、宮崎県新富町の地元生産者から寄せられた『収穫の人手が足りない』という切実な声でした。AGRISTは、日本の農業が直面するこの深刻な課題を解決するため、AI搭載型の自動収穫ロボット「L」や「Q」を開発しました。これらの収穫ロボット開発と営農支援アプリケーションの提供を通じて、農業の「生産性向上」と「省力化」に貢献してまいりました。

■ 応募背景

近年、国内農業における担い手不足や技術継承の課題、食料自給率の向上、フードロスや環境負荷の増大といった問題が深刻化しています。AGRISTでは、これらの課題解決を目指し、「国産農産物の価値向上」および「環境と地域に配慮した生産技術」に着目しました。「持続可能な食と農の未来」の実現を目指し、国産ミニパプリカ「フルパプ」と「フルパプ ピクルス」を開発しました。

■ 商品概要・特長

商品名入賞部門特徴
フルパプみどりの食料システム戦略の推進に寄与する国産農林水産物・加工食品等の産品AI・ロボット活用スマート農業による環境負荷低減と地域貢献
フルパプ ピクルス地産地消または国産農林水産物の消費拡大に寄与する農林水産物・加工食品等の産品規格外野菜の活用と種子からすべてにこだわった国産素材

1.フルパプ

主要素材:国産ミニパプリカ

特長

  1. 持続可能性の重視:農業AIとロボットによるハウス環境の最適制御により、肥料・エネルギー投入を最小化。重油ボイラーではなくヒートポンプを使用し、脱炭素化を推進しています。
  2. 地域貢献と雇用創出(D&I):選果・梱包作業に障がい者の雇用を取り入れ、包摂的な農業を実践しています。地域におけるスマート農業技術の普及拠点としても機能しています。
  3. 高品質・高付加価値性の訴求:「データを活用した高品質かつ安心・安全な国産野菜」として、高い品質と安定供給を実現。

製造・流通: スマート農業技術を活用し、地域全体の技術水準向上に貢献。AI予測によるフードロス削減も実現。

ターゲット・販路: 環境意識の高い消費者層、小売・外食業界向けに安定供給。

2.「フルパプ ピクルス」

主要素材:宮崎県を中心とした国産ミニパプリカ(規格外野菜を積極活用)

特長

  1. 地産地消の促進: 市場流通に乗りにくい規格外野菜を積極的に活用し、フードロス削減と農家の収益向上に貢献。
  2. 国産素材へのこだわり: 種子から、醸造酢、とうきびまで、すべて国産の素材を厳選。
  3. 地域包摂と雇用創出(D&I): 選別・加工・パッケージングに障がい者福祉施設との連携を通じた雇用を創出。地域クリエイターを起用したデザインで価値向上。

製造・流通: 地元野菜生産者との連携による地域密着型の製造。

ターゲット・販路: 安心・安全な高付加価値商品を求める消費者層、贈答用、百貨店等。 

■ 今後の展開・メッセージ

AGRISTでは、本W入賞を契機に、以下の取り組みを推進してまいります

販路拡大: 両商品の受賞ストーリーを国内外に積極的に発信し、小売店・外食産業への提案を強化。

地域連携: フルパプの生産拠点を中心としたスマート農業技術の普及推進、ピクルスの規格外野菜調達先の拡大による地域活性化。

海外展開: 高品質でサステナブルな「Made in Japan」の食料システムとして、アジア圏を中心とした海外展開を検討。

社会貢献: 雇用創出(D&I)に配慮した雇用モデルのさらなる拡大と、環境負荷低減技術のオープン化を推進。

AGRIST青果・加工品プロジェクト担当 坪井 コメント

この度は、名誉あるW入賞を賜り、心より感謝申し上げます。

今回の受賞は、単なる技術力だけでなく、AGRISTが目指す「持続可能な食料システム」の形成が、最終製品の価値として認められた証です。

青果のフルパプは、AIとヒートポンプを活用した省エネ栽培やサプライチェーン全体でのロス削減に寄与し、「みどりの食料システム戦略」を体現しています。また、ピクルスは規格外野菜を活かしたフードロス削減と、国産素材への徹底したこだわりが評価されました。

さらに、両製品ともに福祉施設との連携による包摂的な雇用創出(D&I)を実現していることが、地域社会への貢献として高く評価されました。

私たちは、このW入賞を契機に、テクノロジーと農業、福祉を融合させ、地域経済と環境に貢献できるモデルを全国へ展開してまいります。

※FOOD SHIFTセレクションとは

「FOOD SHIFTセレクション」とは、農林水産省が推進する『ニッポンフードシフト』の一環として、改正食料・農業・農村基本法の理念のうち、地産地消または国産農林水産物の消費拡大・みどりの食料システム戦略の推進・家庭備蓄の市場拡大・インバウンド消費拡大という4つの視点のいずれかに則した優良な産品を全国から選定・発信する制度です。選定された産品には『FOOD SHIFTセレクション認定マーク』の使用が認められます。

また、本年度の最優秀賞・優秀賞受賞商品を対象とした、「FOOD SHIFTセレクションポイントキャンペーン」が開催されます。このキャンペーンは、地産地消または国産の消費拡大・みどりの食料システム戦略の推進・家庭備蓄の市場拡大、インバウンド消費の拡大に寄与する商品を応援するキャンペーンです。期間中に、FOOD SHIFTセレクション最優秀賞・優秀賞受賞商品を購入し、レシートをスマートフォンで撮影してキャンペーンサイトにアップロードするだけで応募完了と同時にポイントが貯まり、貯めたポイントで抽選に応募できます。総勢300名様に「FOOD SHIFTセレクション詰め合わせギフト」が当たります。(期間:2025年12月23日~2026年2月1日)消費者が“買って応援する”楽しさを通じて、持続可能な食の選択を促進する取り組みとして展開されます。
詳細は今後「FOOD SHIFTセレクション」公式サイトおよびキャンペーン特設ページにて告知予定です。公式サイト:https://nippon-food-shift.maff.go.jp/2025/aw_selection.html

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