AI農業のAGRIST株式会社

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誰かがではなく、自分たちがスマート農業を推進する

2021年10月22日 スマート農業

誰かがではなく、自分たちがスマート農業を推進する

小さな町から生まれた食と農のシリコンバレー構想

私達株式会社AGRISTは、宮崎県児湯郡新富町にあります。
新富町は、人口17000人程度の小さな地方自治体です。

主力産業は農業なのですが、近年人口減少に合わせて、その農業が元気を失ってきました。

新富町でも新規就農の推進をしていますが、まだ追いついていないのが現状です。
このままでは、今いる農家のみなさんも高齢化や人手不足によって疲弊してしまいます。

そこで、この小さな町から「ロボットで農業を元気にする」ことを目指し、AGRISTを立ち上げました。

ロボットを始めとするIT技術で農家を元気にし、元気になった農家から提供される豊富な食材で日本の食を助ける、「食と農のシリコンバレー」を起こすため、私達は立ち上がりました。

農家と収穫ロボットを共同開発

農業ロボット開発は、技術者だけのものではありません。
実際にそのロボットを使い農業を行う農家のみなさんがいて、初めて意味があるものです。

そのため、この農業ロボットは「農家にとって必要で、農家が確実に使えるロボット」として開発する必要がありました。
高価な農業機械も、使えなくて納屋に押し込まれていては意味が無いのと同じです。

そのため、ロボット開発に際して、新富町の地域の農家のみなさんに声をかけて、一緒に開発をすることにしました。
農家の協力があってこそ、初めて、農業を変えられる農業ロボットになると考えたからです。

農家にとって本当に必要なロボットは、実際に農業を行っている農家と一緒に開発すること以外、作れません。
現場の悩みや要望を即座に開発にフィードバックし、さらなる性能向上や機能の追加を行うことこそが、最善の方法だからです。

農家の感じたことをいち早く最新術で再現をし、さらなる使い勝手の良い高性能な農業ロボットに仕上げることこそ、農家と共同開発をする意義です。

現場力がスマート農業推進の鍵


農作物の自動収穫ロボットの開発に必要なものは、開発するためのパソコンの中だけにあるものではありません。

開発したロボットを、何回もトライ・アンド・エラーできる現場があってこそ、初めて意味があります。

技術者が一方的に自分たちが思う最新技術先端技術を詰め込んだロボットを誰が使うのでしょうか。
そして、そのロボットが本当に額面通りの性能を発揮できるのでしょうか。
そのロボットを導入したとき、その農家で使いこなせることができるのでしょうか。

国は今、スマート農業の実現を推し進めています。
その中には、スマート農業推進のパッケージやスキルの向上、そして技術を取り入れた新しい営農への転換の他に、スマート技術の利便性の向上というものがあります。
どれだけ優れた技術でも利便性が高くなければ、誰も使えません。

ましてや、農家はITの専門家ではありません。
農家に、ただ単に高機能な農業ロボットを押し付けるだけではダメなのです。

即戦力になる農業ロボットを作るには、ちゃんと今営農している現場で実証され続けてこそ、本当のスマート農業が実現されます。
常に現場に立ち戻って確認する現場力こそ、スマート農業推進の鍵となります。

このような、現場と開発との相互に関係性を持った開発環境を作っていくことそ、私達AGRISTが推進していくスマート農業の実現へとつながるのです。

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